山陽5000系・5030系


5000系1次車、手柄にて。スカートの開口部面積が小さいのが特徴である。

 山陽5000系は、当時山陽電鉄で使用されていた旧型車の置き換えを目的に投入された車両です。3050系アルミ車を引き継いだ車体・塗装ですが、屋根上の機器が少ないことと廃車発生品を使用する上で都合が良いことから菱形パンタが採用され、車内には当時の国鉄に対抗するため、中寄りの扉を向いた固定クロスシートが装備されました。このクロスシートは、途中から転換式に変更されています。また、その投入目的から当初は3両編成で、普通列車の専用車でしたが、クロスシート装備への乗客からの好評もあり、途中から4連化されて特急にも運用されるようになりました。1991年頃からは6連での運用が開始され(一部は3連同士の併結であった)、1998年の阪神梅田〜山陽姫路・直通特急の運転開始以降は阪神線に対応した車上設備の整備、現在は山陽側の専用車として運用されています。
 
 また山陽5030系はこの直通特急運転開始に備えて増備された車両で、外観は5000系とほぼ共通ですが、主電動機が変更され、制御装置にはVVVFインバータが採用されました。外観の大きな差異は、クーラーカバーの肩の角が丸くなっている点と、パンタグラフが下枠交差形となっている点です。内装はクロスシートを保ちつつ混雑にも対処するため、山側が1列に変更されました。

5000系編成表

この下に5030系編成表を掲載しています。

山陽電鉄5000系編成表
4両編成
5000(偶)
Mc'
5000(奇)
M
5500
T
5600
Tc
●● ●● ●● ●● ○○ ○○ ○○ ○○
←阪神大石/阪急三宮・西代 山陽姫路→
5000 5001 5500 5600
5002 5003 5501 5601
6両編成
5000(偶)
Mc'
5000(奇)
M
5500
T
5200(偶)
M'
5200(奇)
M
5600
Tc
●● ●● ●● ●● ○○ ○○ ●● ●● ●● ●● ○○ ○○
←阪神梅田・西代 姫路→
5012 5013 5506 5206 5207 5606
5014 5015 5510 5208 5209 5607
5016 5017 5511 5210 5211 5608
5018 5019 5507 5200 5201 5609
5020 5021 5508 5202 5203 5610
5022 5023 5509 5204 5205 5611
5000(偶)
Mc'
5000(奇)
M
5500
T
5230(奇)
M'
5250
M
5600
Tc
●● ●● ●● ●● ○○ ○○ ●● ●● ●● ●● ○○ ○○
←阪神梅田・西代 姫路→
5004 5005 5502 5235 5252 5602
5006 5007 5503 5237 5253 5603
5008 5009 5504 5239 5254 5604
5010 5011 5505 5241 5255 5605
凡  例(5000系)
5000系で、車番に下線がひかれた車両は、下枠交差形パンタグラフに交換されています(通常は菱形)。
 赤地黒字 :5000系1次車として当初3両編成で製造された車両です。車内は中央方向への固定クロスシートです。
 橙地黒字 :5000系2次車で、ジャンパ栓などの設置のため先頭車のスカートの形状が変更されています。
       車内は1次車同様ですが、 下線付き の車両は後に転換クロスシートに交換されています。
 黄地黒字 :5000系3次車で、登場時から転換クロスシートを装備しており、前面帯の形状が変更されています。
 緑地黒字 :5000系4次車で、側窓が、扉寄りの一列が1枚の固定窓に変更となっています。
 青地黒字 :5000系5次車で、側窓が座席配置に対応したものに変更されています。
 紫地黒字 :5030系2次車、5230型で、最後に6連化された編成に組み込まれたものです。

5030系編成表

山陽電鉄5030系編成表
5630(偶)
Tc1
5230(偶)
M1
5230(奇)
M2
5530
T
5250
M3
5630(奇)
Tc2
○○ ○○ ●● ●● ●● ●● ○○ ○○ ●● ●● ○○ ○○
←阪神梅田・西代 姫路→
5630 5230 5231 5530 5250 5631
5632 5232 5233 5531 5251 5633
凡  例(5030系)
どちらの編成も純粋に5030系1次車で構成されています。5000系の凡例は適用されません。



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